アジアンタイヤなど格安輸入タイヤメーカー紹介
低偏平率のタイヤがびっくりするほど安い輸入タイヤは、国内メーカー品の半額以下で売られていたりします。
この輸入タイヤを多く扱うのはオートウエイなど輸入タイヤ専門ショップなどですが、フジ・コーポレーションやカーポートマルゼンなどの大手タイヤ通販でも扱っています。
当サイトでは各メーカー・車種ごとのタイヤホイールのインチアップ方法とサイズについて紹介しています。
⇒メーカー・車種別インチアップ方法とタイヤホイールサイズ一覧
また、愛車のタイヤ交換(純正サイズ)を検討中の方はこちらをどうぞ
⇒メーカー・車種別タイヤ交換ガイド
馴染みのない輸入タイヤメーカー
輸入タイヤ専門大手のオートウエイやタイヤ激安王などは、欧米系のタイヤメーカーも扱っていますが、中国・台湾・韓国・インドネシア・中東ドバイなどのいわゆるアジアンタイヤをメインに取り扱っています。
大手通販ショップのフジコーポレーションやカーポートマルゼンでも輸入タイヤを扱っていますが、欧米系のメーカーがメインでスタッドレスタイヤに関してはほぼ欧米系オンリーといった感じです。
輸入タイヤ専門ショップ・大手タイヤ通販ショップともに扱っている輸入タイヤは、価格がかなり安いのでとても気にはなりますが、あまり馴染みのないメーカーばかりなので品質に関してちょっと不安ですよね。
通販で買える代表的な輸入タイヤメーカー
このページでは、海外のタイヤメーカーの中で、大手のタイヤ通販ショップや輸入タイヤショップで取り扱っている輸入タイヤメーカーについていくつかピックアップして紹介します。
格安の輸入タイヤ検討の参考にしてみてください。
PIRELLI(ピレリ)
これは知っている方も多いのでは?イタリアの老舗タイヤメーカーですが、今は中国の国営化学メーカーの傘下になっています。
ピレリといえば昔は超高級ブランド品でしたが、今はネットで国内メーカータイヤに比べてかなり安く販売されています。
フジ・コーポレーションやカーポートマルゼンなど多くの店舗で扱っています。
NOKIAN(ノキアン)
フィンランドのタイヤメーカーです。
BMWやメルセデスメンツ・ジャガーなどから冬用タイヤとして推奨を受けていて、正規ディーラーでは純正品として販売されています。
また、1934年に世界初の冬用タイヤを製造した老舗メーカーで、北欧諸国とロシアでの冬用タイヤシェアはNo.1だそうで、日本では阿部商会が正規輸入販売元となっています。
カーポートマルゼンでなどで取り扱っています。
NANKANG(ナンカン)
台湾のタイヤメーカーで、創業は1959年と意外にも長い歴史を持ちます。
サマータイヤは大経タイヤの商品バリエーションが豊富なこともあり、日本でも人気のタイヤメーカーですが、スタッドレスタイヤもラインナップしています。(スタッドレスタイヤの製造開始は1997年からのようです)
カーポートマルゼン・オートウェイなどで取り扱っています。
HANKOOK(ハンコック)
韓国のタイヤメーカーです。
ブリジストンの系列会社として設立され、ヨコハマと技術提携を結ぶなど日本とのつながりも深い会社です。
昔は安かろう悪かろうだったようですが、品質も向上して今では韓国国内ではシェアNo.1・世界シェア第7位で、 日本やヨーロッパなど多くの自動車メーカーの標準装備タイヤに採用されるほどのメーカーに成長しています。
カーポートマルゼンやオートウエイなどで取り扱っています。
KUMHO(クムホ)
こちらも韓国のタイヤメーカーですが、中国のタイヤメーカー青島双星の親会社(Double Star Group)の傘下に入っているようです。
世界中の自動車メーカーの標準装着タイヤとして選ばれていますので品質に関しては問題ありません。また、オートバックスはプライベートブランド商品としてクムホのタイヤを販売しています。
カーポートマルゼンなどで買うことができます。
MOMO(モモ)
イタリアのメーカーで、ハンドルなどは有名です。一時期は、多くの自動車メーカーのスポーツ/カスタムモデルなどでモモのハンドルが採用されていました。しかし、タイヤ製造の歴史は浅く2000年からだそうです。
購入者の評価は総じて好評でコストパフォーマンスは高いようです。
オートウエイなどでの取り扱いになります。
ATR
インドネシアのメーカーです。
インドネシア?と思われる方も多いかもしれませんが、インドネシアは良質な天然ゴムの産地だそうで、恵まれた環境のもと生まれたATRは、コンチネンタルやピレリーとの技術提携を経て今やアジアンタイヤを代表するタイヤメーカーとなりました。
日本では、ドリフトユーザーから圧倒的な支持を得て有名になりました。国内メーカーでは、ホンダやダイハツ・スズキで標準装着タイヤ(仕向け地は不明)として採用されています。
オートウエイなどで取り扱っています。
上記以外にも、ドバイのジーテックスなどかなりディープなメーカーもあります。これらは、主に輸入タイヤ専門通販での取り扱いになります。
品質は?購入者の声は?
各輸入タイヤメーカーについていくつかピックアップして簡単に紹介しました。
中には世界中の自動車メーカーの標準装着タイヤとして採用されていたりしますので、基本的な品質に関しては問題ないようです。
では、実際に購入したユーザーの感想はどうなのでしょう。
国内メーカータイヤに比べるとやはり劣る、特に技術力が問われる低偏平タイヤに関しては差を感じているユーザーも多いようですが、安全面に関しては全く問題がないようです。まあ、標準装備のタイヤに選ばれるメーカーも多いわけですからね。
国内メーカー品に比べるといくつかの指標で劣ると評価されている輸入タイヤですが、通常走行するうえでは問題ないといったコメントが多いようですし、購入者は国内メーカー品との品質差はある程度承知の上で購入していますので大きな不満もないようです。
注意!大量仕入れの国内メーカー品と価格が変わらないことも
安さこそが最大の売りである格安輸入タイヤですが、ここで気を付けていただきたいことがあります。
当サイトで紹介しています大手タイヤ通販ショップは、国内メーカータイヤの中で特によく売れる量販サイズのタイヤは大量に仕入れます。
大量仕入れされた国内メーカーのタイヤは、単価も安くなりますので、輸入タイヤの価格に対して、プラスアルファ程度で販売されているものもちょくちょく見かけます。
『この輸入タイヤ安い!』 と思っても、すぐに購入せず、必ず同サイズの国内メーカータイヤと価格を比較するようにしてみてください。
当サイトでは各メーカー・車種ごとのタイヤホイールのインチアップ方法とサイズについて紹介しています。
⇒メーカー・車種別インチアップ方法とタイヤホイールサイズ一覧
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